会社のストレス、将来が不安で転職したいと思った時の解決方法とは?

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経済産業大臣登録 中小企業診断士
船越ビジネスコンサルティング代表

船越です。

 

 

最近は株価も上がり、求人倍率も高く、インバウンド需要もあり、何となく日本の景気は良さそうな感じですよね。

 

ただ、そんな状況においても、

「会社のストレスが大きい」

「漠然と将来に不安を持ってる」

方も多いのではないでしょうか?

 

不安を不安のままにしておくのはよくありませんし、無駄なストレスを抱えたままだと仕事にも影響してきますね。不安は解消した方がいいに決まってます。

 

ということで、今回はそんな不満と不安を払拭する方法をお伝えしますね。

 

 

将来に不安をもつ理由

 

なんとなく将来に不安を持ってしまっている。。

そんな方も多いと思います。

 

理由として考えられるのは、

 

  • 給料は上がらないし、お金が心配だ
  • 貯金があまりなく物価も上がっているし、老後は大丈夫だろうか
  • 高齢化が進み税金も上がり、年金はもらえるのだろうか
  • 子供が大きくなっていくと何かとお金もかかる
  • 会社の業績はいまいちだし、今後も続くか分からない
  • 自分の会社での地位もいまいち、自分の今後が心配

 

上記みたいな、お金と仕事(家庭)に関する理由が大半ではないでしょうか。

1つずつ解説していきますね。

 

 

給料に対する不安

 

「給料が上がらない。。」

「残業代もボーナスもないし。。」

 

大企業は景気がよいですが、中小企業の状況はそんなによくありません。

これは私がコンサルとして中小企業を支援している立場から見ても実感しております。

 

ただ、たとえ業績が上向きでも、会社としてはなかなか給料を上げられない理由があります。

 

 

その理由とは、固定費を増やしたくないからです。

従業員の給料は言わずと知れた固定費であり、業績がよくとも悪くとも払わなければなりません。

 

変動費であれば業績がよくなければ減らすことができますが、特に給料を下げてしまうと従業員が辞めかねませんし、私のコンサル現場でも業績が悪くなってもできるだけ従業員の給料は下げないように助言をさせていただいております。

 

さらに業績がよくなったら、まずは社長・役員の給料を上げるのが先であり、従業員の給料はあとになります。

しかも会社の業績を維持・向上させるには設備等の先行投資が必要となり、業績が良くお金があるうちにしておく必要があります。

 

つまり、業績がよくなっても従業員の給料はなかなか給料が上がらないのは当然なのです。

 

 

老後や将来のお金に対する不安

 

「老後にお金は溜まっているだろうか」

「子供の教育費が心配」

 

将来のお金のことを考えると、どうしても不安でいっぱいになってしまいます。

医療費、年金問題もあり、特に老後に関しては心配になってきますよね。

 

子供が大きくなればなるほど、教育費がかかってきますし、親の介護問題も。。

 

しかし、年金がどうとか老後資金が足りないかもとか、心配ばかりしていても意味がありませんし、何も変わりません。

 

 

自分の能力に対する心配

 

「10年後に会社は残っているのだろうか。」

「リストラされたらどうしよう。。」

「他の会社が欲しがるぐらいの能力はないかも。。」

 

起業した会社が1年後に残っている確率は50%、10年後は5%だと言われています。

逆に言えば、”10年後には95%の会社は消えている” ということなんですね。

 

どう思いましたか?

 

これを聞いたら少し怖くなった人もいるかもしれませんね。

つまり、10年後にはあなたの会社が消えていることは十分に考えられることであり、心配するのは当然だとも言えます。

 

また、同じ会社にずっといる人は他の会社でも通用する能力を持っているかは分かりませんよね。

 

これは転職活動をした人には分かるのですが、自分の能力が他の会社では全く通用しないということに気付いてしまうことがしばしばあります。

 

私もその一人でしたが。(笑)

 

 

長い職場で仕事にも雰囲気にも慣れているでしょうし、また新しい職場で一から始めるのも面倒でしょうし、転職しようという気持ちにならないのも当然と言えます。

もし会社を辞めたいと思っている方はこちらが参考になると思います。

 

【参考記事】仕事を辞めたいと思っているあなたが、取るべき方法とは何か?

 

 

将来の不安を解決する方法

 

漠然とした不安の理由は分かりましたが、分かっただけでは当然解決しません。

どうするのかを考える必要がありますが、まずは外的要因と内的要因とを分けて考えてみましょう。

 

外的要因とは簡単に言うと、自分の外の要因、経済・政治・社会等の要因で例としては不景気、オリンピック等が挙げられます。

つまり、自分ではどうしようもないことですね。

 

将来の不安の理由を「高齢化やデフレだから」などのせいにしても不安は解消されません。

 

理由は自分ではどうしようもないからであり、経済状況などはいつどうなるか分かりませんし、年金がちゃんと支給されるかなんて、自分では決められる訳でもなく、その都度、不安になっていては一生不安だらけになってしまいます。

 

一方、内的要因とは、自分の性格や考え方、能力等であり、ここで言うと、社会のせいにしたり、会社に依存する考え方であり、自分自身の知識、経験、能力のことですね。

 

なので、内的要因は自分自身で何とかしようと思えば、対応できる要因となります。

つまり、外的要因は対策しようがないので、内的要因を改善していくことで不安を払しょくするのです。

 

外的要因である、政治や経済はとりあえず無視!(ただ、選挙に行くことや新聞は読んでくださいね)する気持ちを持ちましょう。

 

では、次に内的要因を改善する方法を考えてみましょう。

 

 

仕事とお金の不安を解決する方法

 

ここまでは、

 

  • 将来が不安になる理由
  • 対策には外的要因と内的要因を分けて考える必要がある
  • 外的要因とは、政治・経済・社会等のことであり
  • 内的要因は性格、考え方、能力等のことである
  • 外的要因はどうしようもないので、内的要因を改善する必要がある

 

以上のお話をしましたので、では次に内的要因を改善する方法を解説します。

 

 

自分自身を改善する方法は2つ

 

内的要因とは性格や考え方、能力等である、と言いましたが正直、性格や考え方をすぐに変えることは至難の業です。

理由は内的要因は今まで生きてきた中で築き上げられたものであり、変えることは自分を否定することになってしまうからです。

 

自分を否定することは、自分の人生を否定することでもあり誰しも嫌であることは間違いありません。

 

 

では、内的要因も外的要因と同じく、自分ではどうしようもないのか?

 

そんなことはありません。

 

答えは、”環境を変える” ということです。

 

環境が人を育てると言いますよね。スポーツでもぬるま湯のクラブチームにいるか、厳しいチームにいるかで考え方も変わりますし、というか、変えないと生き残れません。

 

また、批判ばかりする友人と一緒に過ごすか、褒め合う友人と一緒に過ごすかでも性格は変わるもんです。

つまり、内的要因を克服して、お金と仕事(家庭)の不安を払しょくするためには、環境を変える必要があるということになります。

 

 

そこでの選択肢は2つです。

 

  1. 公務員、大企業に転職する、玉の輿に乗る
  2. 自分自身で環境を変える力を身に付ける

 

順番に解説します。

 

 

◆公務員、大企業に転職する、玉の輿に乗る

 

公務員は給料は低いかもしれないけど、安定しているし、長くいればいるほど給料はよくなります。

大企業も中小企業よりも安定してますし、給料はいい。高収入の人と結婚をすれば、お金の心配は減ります。

 

公務員か大企業か玉の輿か、いずれにしても、余裕が出た結果、考え方や性格も変わっていくはずですし、結果、お金と仕事面では心配は減少するでしょう。

 

ただ、こういった転職は難しいのが現実です。

よっぽど能力があるか、コネがないと若くなければ転職することが難しく、ここまでの能力がないから悩んでいるはずだからです。

 

なので、2つ目が現実的な対策となります。

 

 

◆自分自身で環境を変える力を身に付ける

 

漠然とした不安を持つ原因は、現状の自分、仕事に満足をしていないからだと思います。

今の仕事が充実していれば、給料も悪くないでしょうし、仕事が楽しいので将来への不安はあまり出てこないでしょう。

 

また、今の自分に満足しているということはそれなりに能力があるでしょうし、自分に自信があるので、とりあえず今は将来の不安はないはずです。

 

漠然としたお金と仕事(家庭)の不安は自分自身に問題があると言えそうですね。

つまり、今の自分自身の環境を変えないとこれらの不安はずっと続いていくことになります。

 

 

では、今の自分を変えるためには何をする必要があるでしょうか?

 

 

自分自身の環境を変える

 

 

では、どうすれば自分自身の環境を変えれるのでしょうか?

 

  • 自分に投資をしてスキルを上げる
  • 健康に気を使う
  • 貯金をする等で資産を構築する
  • 収入を得る手段を複数持つ

 

以上のことが必要です。では、1つずつ解説していきますね。

 

 

自分に投資をしてスキルを上げる

 

今の会社の状態や将来に不安があるとか、仕事内容や人間関係、給料に不安がある等、仕事に対する不安が大きい場合には、転職も視野にいれるために自分自身の能力、価値を高める努力が必要になります。

 

自分の価値が上がることで、給料が上がる可能性もありますし、いざ転職をする際にスキルを十分に活かしてキャリアアップできるような準備もしておくといいでしょう。

 

また、自分の価値を高め自分自身に自信を持つことは、いつでも転職できると感じ、心に余裕と自信が生まれ、仕事に対する不安が軽減することも考えられます。

 

特に、リストラなどを心配している場合には有効な策といえるでしょう。

自己投資に関しての詳細はこちらを読むと理解が深まります。

 

【関連記事】なぜ自分への投資が必要なのか?自己投資をしないと将来が○○になる!

 

 

健康に気を使ってみる

 

漠然とした不安を解消するために日常生活でできる健康増進法を試してみてはいかがでしょうか。

健康上の問題がある場合は、すぐにでも病院に行くべきですが、加齢に伴う将来の不安を感じているのであれば、まずは定期的に体を動かすことから始めてみるといいでしょう。

 

例えば、早起きをしてみる、朝にストレッチをする、通勤時に一駅分歩いてみるなど、階段を使う等、気軽に始められることを続けるといいと思います。

 

また、”病は気から”と言われるように、深く考えてストレスを溜めすぎずに楽観的に考えることも健康にとって大切ですね。

まずは無理せずできることから、継続的に続けられることから始めるという気持ちで臨むといいでしょう。

 

さらには、毎年健康診断を受診する、加入している保険プランの見直しをするなど、いざというときのための準備をすることも将来の不安解消に役立ちます。

運動することで、”仕事以外に楽しみを見つける”  ことは、人生においてもとても大切なことだと思います。

 

 

貯金をする等で資産を構築する

 

もし給料が増え続けていたら、少なくともお金の面で将来の心配をすることはないと思います。

逆にお金が増えないから不安が消えないのです。

 

でも増えないから不安を持っていては一生心配し続けなければなりませんよね。

 

では、どうすればいいのか?

 

簡単な方法は、毎月1万円でも貯金することです。

 

たかが1万円?

と思う人もいるかもしれませんが、実際にこれができる人は少ないんですね。

 

1万円でも貯蓄しだす人は、そのうち1万円では物足りなくなります。

結果、もっと貯蓄したくなり、それが3万円、5万円となっていくんです。

 

 

そして、貯金は金額よりも「毎月お金が増えている」という感覚が重要です。

この感覚が身に付いてくると、貯蓄体質になっていきます。

 

なので、5千円でも1万円でもいいので、少しでも貯金する習慣をつけましょう。

 

また、併せて固定費の削減も行いましょう。固定費の代表は家賃であり、食費や服代、交際費は基本的に変動費です。

心理的な側面からは、固定費は高ければ高いほど、お金の不安は増大していきます。

なぜなら、いざ減らそうと思っても減らせないからです。

 

例えば、家のローン。

 

支払いが厳しいからと言って、急遽支払いを待ってもらうことは難しいです。(厳密には支払いを猶予してもらうことは可能です)

 

また、毎月30万円の生活費のうち家賃10万円、変動費が15万円であれば、収入が20万円になっても、食費を切り詰めたり服を買わなければ5万円の節約は可能でしょう。

 

ところが家賃20万、変動費5万円だった場合、月20万円の生活はほとんど不可能です。

固定費が高いと、変化にすぐ対応できないんですよね。

 

お金に余裕があるときに、ちょっと贅沢するのはありですが、固定費に近いものの増加はできるだけ避けておきましょう。

 

逆に節約する場合、まず固定費となる部分(家賃、保険代、おこづかい等)を極力減らすことで精神的に楽になります。

 

 

収入を得る手段を複数持つ

 

ほとんどの人の収入は会社からのみだと思います。

 

週末起業・副業をする人は少ないでしょう。

なぜなら、週末起業・副業は難しい、稼げないイメージを持っているからです。

 

でも、そんなことはありません。やる価値はあります。

なぜなのかは、下記の記事をご確認いただければと思います。

 

【参考記事】週末起業とは何か?人生が変わる週末起業(副業)の魅力と可能性

 

 

さらに、私の経験からすれば、2つでも3つでも、複数の収入源を持つことは、本当に経済的な心配を解消する効果が高いです。

 

はっきり言います、「複数の収入源を持つことは、貯金よりも効果がある」のは間違いないです。

なぜなら、貯金があっても、もしリストラされれば、再就職するまで、貯金は減る一方だからです。

 

複数の収入源があれば、失業しても貯金を減らすことはないですし、何よりも焦る必要がなく、余裕をもって次の仕事を選ぶことが可能になるからです。

 

 

ただ、給料と同じくらい稼げないかもしれませんが、もし10万円の副収入があれば、月15万円の給料の会社でも生活していけます。

それに副業で稼げるぐらいの能力があれば、おそらく次の会社もすぐに見つかるはずです。

 

理由は、会社のブランドや地位に関係なく、自分の力だけで稼ぐことができているので売る力は相当ついているはずです。

 

これは副業をしている人であれば、月に10万稼ぐことがどれぐらい難しいかが分かります。

もし月に10万以上稼ぎたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

【参考記事】サラリーマンがブログの副業で収入を10万以上増やす方法とは?

 

 

たとえ1万円でも、会社以外で「人からお金をもらう」という体験は、大きな自信を与えてくれます。

いや、自信をもっていいと思います。しかも会社以外で収入を得ることで、将来の不安が軽減します。

 

なので、複数の収入源を持ってる人は、普通の会社員より間違いなく能力は高く、転職・独立できる可能性も出てきます。

もし週末起業・副業、複数の収入源に興味があれば、こちらの記事を読んでください。

 

週末起業(副業)を成功させる方法は?失敗しないポイントは3つ

普通の会社員でも月30万円稼げる、おすすめのリスクなし副業とは?

 

 

最後に

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

将来の不安を払しょくするためには、

  • 不安になる理由を知ること
  • 不安になることを払しょくするには環境を変えること
  • 環境を変えるために自分自身の能力を高めること

 

以上が必要でした。

 

最後に、もう一つ重要なことを言います。

 

色々と対策を述べましたが、これらは行動しないと意味がないということです。

 

実際に行動することこそが不安を払しょくすることになり、不安に思っているばかりでは、問題が解決しないばかりか心身ともに疲れ果ててしまいます。

 

精神的に弱っているときには、不安がより一層膨らみネガティブな思考に陥りがちになります。

将来に不安ばかりもって健康を損なってしまっては、元も子もありません。

 

健康状態が悪くなると、仕事やお金に対する将来の不安がさらに大きくなってしまうでしょう。

 

人間は、目標を持つことでやる気が生まれたり、大きな成果を発揮したりすることがあります。

 

人生の大きな目標を持つことは難しくても、身近な目標を作り、ひとつひとつ達成していくことで、日々の生活に活気が生まれんです。

 

また、目標達成に向けて節約やスキルアップの取り組みをする際には、目標にストイックになりすぎないよう、息抜きしながら行うこと。

 

漠然とした不安、ストレスと上手に付き合うことで少しでも将来の不安を解消する方法を知っておくことは、人生を楽しむために必要であるといえるでしょう。

 

自分の不安要素を明確にし、いざというときの備えをしながらも、深く考えすぎない前向きな気持ちをもって実行することをおススメします。

 

 

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