優秀な経営者ってなんだろうね

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こんにちは!
中小企業診断士で下町のコトラー、船越です。

 

 

今回は優秀な経営者と必要なスキルの話です。

 

経営者になってからの最初の内は軌道に乗せるために、無我夢中になって必死に頑張られます。



ただ、経営が少し安定して落ち着いたときにふと、、


「これからどうすれば良いのだろうか?」


と考える経営者の方が多いんですね。。

 

当然、あなたもそうだとは思いますが、経営者は会社をさらに良くしようと考えます!

 

でも、日々の経営に悩むことが多々あることに加え、会社を良くするために、どんなスキルが必要なのか分からなくて困ってしまうんです。

 

私は以前に営業や経営コンサル会社、今はコンサル会社を経営しているため、多くの経営者とお会いして、様々な問題や悩みを聞いてきました。

なので、経営者の悩みや苦悩は少しは分かっているつもりです。

 

そして、経営に必要なスキルについてもご相談に乗り、様々な助言をさせていただきました。

その時の経験をもとにお話したいと思います!




ということで今回は、

 

  • ダメな経営者の例
  • 優秀な経営者になるための必要なスキルとは?

 

以上の内容をお伝えします。

あくまで、私個人の考えなので目くじら立てないと共に、苦情のメールは差し控えていただくと大変ありがたいです。笑

 

 

 

ダメな経営者の例

 

経営者のスキルについての話の前に、ダメな経営者のお話をします!

私が偉そうに言うのは嫌なのですが、、この話をしないと次に進めないんですよね。。



では、ダメな経営者の特徴とは何でしょうか!?

 


まあ、能力が低いとか働かないとか、パワハラ等もダメ社長の特徴ではあるのですが、ここは経営においての話をしたいと思います。



経営においてのダメ経営者の特徴は、、


意思決定しないことです!


つまり、自分の意思を示さずに成り行き任せや人任せにすることなんですね。


しかも、ダメ経営者は意思決定せずに従業員任せにしておいて、失敗すれば従業員のせいにしてしまうんですよ!

 

 

経営者とは、「会社の意思決定を行い、責任を取る人」だと私は思っています。



経営者が意思決定しなくて、誰がするのでしょうか?


あなたは違うと思いますが、ダメ経営者の特徴は、自分で決めずに従業員任せにするくせに、売上が悪かったり失敗すれば、思いっきり叩きますし、最悪クビにまでしてしまうんです!



あなたの周りにもこういった経営者がいませんか!?

 


私の過去のクライアントさんにもいました。

その時の話です。

 

【クライアント社長】
いやー、ここ数年かなり売上が悪くて困ってるんですよね。。


【私】
社長はなぜ売上が悪くなったと思いますか?


【クライアント社長】
そりゃ、商品企画も営業マンもボンクラだからですよ。。


【私】
社長はどうすれば良いとお考えですか?


【クライアント社長】
それを考えるのが、企画の者と営業マンでしょうが。
何も考えないヤツはダメですよ。


【私】
でも、社長から何か指示したほうがいいのではないでしょうか?


【クライアント社長】
素人じゃないんだから、そんなの自分で考えろ!って話じゃないですか?
何のために雇ってるんだよ!みたいな。


【私】
。。。

 
 
 

少し、話を盛りましたが、実際にこんな感じなんですね。。

 




問題なのは、売上が悪い原因が分かっていないうえ、解決策を従業員任せにして、経営者は何の意思決定もしないことです!



もちろん、細かい営業方法や企画方法は分からないかもしれませんが、会社の方向性は示すべきだと思います。



お客さんが求められている商品企画が本当にできているのか?

顧客との関係性は深められているのか!?


 

ただ、ここでは根拠が必要となってきます。



その根拠は?


そうなんです。

 

会社の意思決定には根拠が必要であり、根拠のために知識やスキル、能力が必要になるんですね!

 

ということで次に、経営者に必要なスキル、能力、知識の話をしたいと思います。

 

 

 

優秀な経営者になるための必要なスキル

 

経営者とは「会社の意思決定を行う最高責任者」です。



ただ、根拠のない適当な決定では意味がありません!


なので、優秀な経営者に必要なスキルとは、意思決定を行うための知識や能力のことを言います


 

では、具体的な知識、能力とはなんでしょうか!?


優秀な経営者になるために必要なスキルは下記になります。

  • 経営戦略
  • マーケティング知識
  • 数値
  • 資金繰り
  • 自分自身



順番にお話していきます。

 

 

経営戦略

 

あなたの会社には「戦略」があるでしょうか?

ここでいう戦略とは、経営戦略のことです。



経営戦略」とは、自社を取り巻く環境と経営資源を考慮し、長期的かつ一貫性を持って策定された目標のことです。



 

一方で「戦術」とは何でしょうか!?

戦術は、「経営戦略の目標を達成するための具体的な方法」です。
 
 
 


そして「マーケティング」は、経営戦略の目標を達成するための売れる仕組みになります。



会社には目的があるはずです。


社会に貢献することや従業員を幸せにすること等、ですね!


会社は目的を達成するために戦略を立て、戦術に落とし込み、マーケティングや組織等をどうするかを考えていくのが、一般的な経営理論になります。



 

大阪の、とある会社を例とします。

目的が社会貢献だとしても、そのためにはお金が必要ですよね?

そこで、会社の戦略としては、5年後に大阪で1番の企業になることを目標とし、戦術は、大阪の○○地域を攻略する。

 

そのために会社の資源をどう配分するか?


そして、マーケティングで大阪の○○地域にどのような商品をどのような値段、販売方法で行うことを決定します。


ただ、経営理論って難しいですよね!?


様々な解釈がありますが、私は、経営戦略は会社全体戦略であり、マーケティングは販売の全体戦略だと考えています。

なので、経営戦略とマーケティング戦略はかぶる部分が出てくるんです。

 


もし、会社に戦略がなければ、言い方は悪いかもしれませんが、何も考えずに適当な経営をしていることになります。


例えると、北海道に行きたいのか沖縄に行きたいのか分からないまま、車を走らせている感じですね!

どっちがいいのか分からないけれど、適当にどこかに着けばいいや的な考え方です。


この場合、従業員はどうすればいいのか分からないまま、経営者に言われるように車を走らせているので、不安でいっぱいになります。


そうではなく、戦略として「大自然の中で涼しむ」という目的のために北海道に行くと決め、経営資源を考え、飛行機で行くのか、電車で行くのかを考える。


そして、電車で行くのであれば、どの路線を使うのか、誰が予約する等、何の役割を担うのか、まで落とし込んでこそ、根拠のある決定ができるのです!


 
 

 

戦略があるからこそ、北海道に向かう場合、なぜ北海道なのか?を説明できますし、沖縄に向かおうとしている従業員にストップをかけれます。

また、お金がないのに飛行機に乗ろうとしている従業員にも理由を説明して電車に変更してもらうことが可能になります。


 

少し例えが極端になってしまいましたが、要するに、戦略があってこそ何事にも根拠を持って決断でき、従業員にも自信を持って説明できるようになるんですね!

 
 
 
 

もし仮に、北海道が嫌いで行きたくないのであれば、そもそも、その従業員は会社に合っていないことになるんですね。


なので、経営戦略は従業員を求人する場合でも、自社に合った人材獲得のために必要であり重要な要素であるとも言えます!

 

 

マーケティング知識

 

先ほど、経営戦略とマーケティング戦略はかぶる部分があると言いました。


なぜなら、経営戦略の中にマーケティングがあり、マーケティングの中に経営戦略も含まれるからです。

 

経営を考えるのに、商品や販売のことを抜きにするわけにはいきませんからね。。

なので、経営を行うにはマーケティング知識が必要となります。


つまり真の経営者は、マーケティングを知っていることになるんですね!

 

マーケティングを一言で言えば、「売れる仕組みづくり」です。

 

なので、マーケティングとは、営業や販売、サービス、販促等、全てを含みます!



堅く言えば、お客さんに対して真剣に、努力して商品・サービスを提供する。

そして、それに対する対価を堂々と自信を持って請求し、お客さんが正当に評価してお金を支払い、対価を受け取る。



受け取ったお金を従業員に分配し、従業員は喜ぶと共に、設備投資や新たな商品開発に使い、お客さんにさらに良いものを提供する。

設備業者や仕入れ業者にもしっかりお金を払い、儲かった利益から税金を納め、社会にも貢献する。


以上がマーケティングの根幹です。

 
 
 


簡単に言えば、マーケティングの本質は「お客さんが求めているものを提供して喜んでもらう」ことであり、対価は「喜んでお金を出してもらう」ことです。


当たり前のように聞こえるかもしれませんが。。


 

ただ、実際のビジネスは違って、お客さんのためと言いながら自社在庫を減らすためのセールであったり、予算が足らないから押し売りしたり。。

本音はお客さんより自社の売上であったりします。

 


ほんと、その通りですよね。。

本音と建前が存在するのが会社のつらいところです。


では、それでいいのでしょうか!?


長期的に見れば良くないことなので、建前を排除するための知識が必要となります!

 

 

会社は何のために存在するのでしょうか?


「従業員を幸せにするため」・・?



確かに従業員満足は必須項目ではありますが、それだけでは会社は存続できません!


極論を言えば、従業員全員の仕事量を減らし楽をさせると共に週休3日以上、月々の給料を100万以上にすれば、従業員満足は高まるはずです。


しかし、それでは会社は経営できないと思います。


つまり、従業員満足は必須項目ではありますが、十分条件ではないということですね!


 



もちろん、従業員満足のため、社会のためにはお金も必要です。

ただ、何もせずにお金を生み出すことはできないので、お客さんからお金をいただく必要があります。


お金を得るからこそ、従業員に給料を支払うことができますし、仕入れ業者や関係取引先に支払いができ、税金支払いをして初めて社会貢献ができるようになるんです。


つまり会社は、お客さんからお金を得られなければ、社会貢献どころか存続できないことになります!


そして、この「お客さんからお金をいただく」ための一連の仕事が「マーケティング」なんですね。

  • 会社は利益を出さないと存在できない
  • 利益がないと従業員に給料を払えず、税金も払えない
  • そのためにはお客さんからお金をいただく必要がある
  • その活動の全てがマーケティングである



と単純に考えればいいんです。



経営戦略 = 会社の存在意義そのもの

マーケティング = 経営戦略を達成する方法




それぐらい経営戦略はもちろん、マーケティング戦略が重要だと私は考えています。

 

 

また、前述した建前の経営(安売りたくないけれど安く販売してしまう等)を防ぐためにも必要です!

 

ただ、いきなり経営戦略やマーケティングの話をしてもあまりよく分からないですよね。。

でも、分からないままでは経営者としてまずいので、今からでも徐々に勉強して実践すればいいと思います!

 

 

数値

 

私はお会いする社長には経営者だからこそ、会社数値を把握するように助言しています。


特に中小企業の社長にです。


もちろん、大企業でも重要なことに間違いないですが、中小企業は資金が潤沢にあるわけではありませんし、ちょっとした数値の変化が命取りになりますから。。



ただ、、

「経営者は会社の数字を理解していないと経営できない!」


こういった類の本は、本屋さんでよく見かけますよね。。


そして、数字とは大抵、決算書や毎月の残高試算表のことを指します。



確かに、決算書は読めたほうが良いですが、難しい決算書を把握しなければならないという固定観念が、社長が数字を避けがちになる理由なんですよね。。

 

でも、決算書を読むにはそれなりに勉強が必要です。


大方の社長はP/L(損益計算書)は熱心に見ます。

P/Lは売上と利益を表すからですね。


それを見て営業に、「今期は売上予算達成できなかったから」と言ってボーナスを減らすわけです。笑


ただ、P/Lは決算書の一部で、別にB/S(貸借対照表)、いわゆるバランスシートがあり、上場企業になるとCF(キャッシュフロー計算書)があります。


まだP/Lは分かりやすいんですが、B/Sとなると簿記の知識が必要となり、少しややこしくなるんですよね。。

CFはさらなる知識が必要となり、かなりハードルが上がってしまいます。


しかも、P/LとB/S、CFはすべて繋がっており、繋がりの理論が難しすぎることが、経営者が決算書を避ける理由となります。


慣れない人には理解不能ですよね。



私が財務に強いコンサル会社に所属していた頃は、お恥ずかしい話ですが、中小企業診断士であるにもかかわらず、最初はかなり苦労しました。

特に、現金の流れが把握できるキャッシュフロー計算書(CF)です。



中小企業で言えば資金繰り表ですが、CFの数値や考え方を間違い、バランスシートと呼ばれる貸借対照表(B/S)がバランスしなかったことが多々ありました。笑

少し難しい話になってしまいましたが、おそらく財務の知識がなければ、バランスと言っても何のことか分からないと思います。
 
なので、ここではB/Sの詳細は避けますね!

 



話を戻しますが、決算書を理解しなければ、経営はできないのでしょうか?


そんなことはありません!



実際、私が中小企業診断士として支援させていただいた会社で、決算書を理解している経営者はほとんどいませんでした。

つまり、ほとんどの中小企業の社長は決算書の数値を理解せずに経営をしているのです!


経営を行うのには決算書の数値の把握は絶対に必要なのですが、どうしているのかと言うと、税理士に丸投げしています。

これが現状なのです。。



ただ、決してこの丸投げ体質はよくありません!

なぜならば、税理士によって経営が左右されてしまうからです。


もっと問題なのは、良い税理士か分からずに会社の数値面を税理士に委ねていることです。

これは本当に怖いことなんですね。。


税理士はあくまで、税のプロであり、過去会計のプロなのです!

 

なので、今後何をすべきなのか、どうしたら会社の数値を改善できるのかを指摘することができない税理士さんも多くいます。

結果、経営者に相談されても、根拠のない回答をする場合があります。



つまり、税理士では未来の会計のことは分からない!

 

ただ、経営改善ができないのは税理士のせいではありません。

ちゃんと指摘できる税理士さんもいますし、全員がそうではないことを付け加えておきますね!


では、会社の数値をどのように把握すればよいのでしょうか?

 

 

資金繰り

 

先ほどから決算書の話をさせていただきましたが、正直言いますと、決算書は読めなくても良いです。

 
 
確かに、つっこまれそうな感じですが、読めたほうが良いのは間違いありません。
 
ただ、今は読めなくても良いですが、今後のことを考えれば、絶対に勉強したほうがいいです。

 



でも先ほど、決算書は読めなくて良いと言いましたが、経営者であれば現金の動きだけは把握しなければなりません!


決算書は過去会計と前述しました。


つまり、決算書の貸借対照表(B/S)はその時の現金残高であって、日々の現金の動きを表すものではありません。

でも、会社の経費は日々発生しており例えば、水道光熱費、通信費、末には給料支払いの大イベントが待っています。



また、経費以外に社会保険料や消費税、法人税等の税金、借入金の返済等。。


その経費や支払いを把握しなければ、いつどれぐらいの現金が必要か分からないまま経営をすることになり、知らないうちに現金が底をつくことになりかねません!


損益計算書(P/L)上の利益は黒字でも、現金がなければ倒産です。

特に売掛金が多い会社は要注意ですね。


売掛金の回収前に買掛金の支払いができなければ、最悪、黒字倒産となります。


それぐらい現金の把握は重要です!

 

経営者であれば、資金繰り表は必ず作成するべきですし、優秀な経営者は決算書が読めなくても日々の資金繰り表、最低でも月々の資金繰り表は作成して現金の流れはつかんでいます。


結果、日々のお金不安を抱えることなく、会社の決断を自信を持って行えるんですね。


なので、資金繰りだけは税理士任せにするのではなく、作成できなくても、税理士と相談しながら毎月作成し、予定表も作成するようにすべきだと私は思っています。

 


資金繰りも経営者には絶対に必要なスキルなんです!



もし最初は分からなくても、税理士と資金繰り表を一緒に作成することで、数値の理解も深まりますし。。


 

ただ、先ほど決算書は読めなくても良いと言いましたが、売上/利益構成は理解しておいた方がいいと思います。


考え方は、

売上 – 費用 = 利益



通常は上記のように考えられていますが、実は違います。


正しくは、

利益 = 売上 ー 費用 



です。

つまり、必要利益を把握してから、その利益を生み出すための必要売上を算出するわけですね!



ここから少しだけ難しい話になりますが、必要な利益というのは売上総利益(粗利益)ではありません。

 
答えは、経常利益になります。

 


営業利益でない理由は、借入金(借金)の利息は営業外費用となり、営業利益から引かれるものだからです。


* 売上総利益(粗利)➡ 営業利益 ➡ 経常利益 ➡税引前当期純利益 ➡ 当期純利益


もし、借入金額が少しであれば影響が少ないのですが、借入金の利息がそれなりに大きい場合、経常利益から算出しなければ、現金が不足することになります!



では、必要な経常利益額はいくらなのでしょうか?

 
 


この記事は財務の内容ではないので詳細は避けますが、簡単に言うと、必要な年間経常利益は、最低でも借入金の返済額+支払利息に減価償却費を引いた額が必要となります。



つまり、借入金の年間返済額が500万、利息が50万、減価償却費が250万の場合、最低必要な経常利益額は、500+50-250=300万となるんですね。(分かりやすいように、支払利息や法人税等の税金を考慮せず算出しています)

*減価償却費は実際に現金の動きがない費用だからです。詳細はこちらの記事をご確認ください。

【経営に重要な減価償却の話】お金と減価償却費の関係性

 
 



ただ、これはあくまでも最低必要な利益です。

なので、もし設備投資や内部留保したいのであれば、必要額をプラスで計算してくださいね!



 

いかがでしたでしょうか?

チンプンカンプンな話でしたら苦痛だったと思いますし、すみません。。



でも、経営者であれば利益のことはもちろん、会社数字を少しでも理解してほしいと私は思っているんですね!

あまりにも会社数字を理解せずにヤバい会社を見てますし、先日もそんな社長さんに遭遇しましたし。。



繰り返しますが、利益 = 売上 – 費用 です!



利益が出なければ、成長するための投資や借入金の支払いが出来ませんし、そもそも企業活動を継続することができません。

そして、その利益の源泉が売上というわけですね。


なので、企業活動において、財務や資金調達、資金繰りなども重要な仕事でありますが、利益の源泉となる売上を上げるためには、同じく、先ほどお話をしたマーケティングも重要だということです!



例えば、設備投資にはいくらの金額が必要なのかは、「いつ何をどれぐらい売るのか」によって、投資時期や投資規模、投資する内容がかなり変わってきます。



そして、IT投資は戦略的な決断が必要ですが、どんなIT投資を行うのかはマーケティング戦略によって決まると共に、人材育成においても、どんな人材をいつ採用・育成するのかは、会社のマーケティング戦略によって異なります。



なので、マーケティング戦略の意思決定は、経営者にとって極めて重要なんですね!


なぜなら、ここを失敗すると、単純に「売れない」状況に陥るからです。

つまり、数字と同じくマーケティングを理解しなければ、利益が出ないため資金繰りが行き詰まり、経営が継続できなくなる可能性があるということです。


そして、両方とも把握するスキルが経営者に求められています!!


 

自分自身

 

あなたは精神的に強い? それとも弱いですか!?

私はめちゃ弱いです。笑


ただ、私は強くとも弱くとも、どちらでも良いと考えています。


おそらく、経営者は精神的に強いほうが良いと思われがちですが、人間、そんなに強くはありません!


現に私は中小企業診断士として、数多くの経営者とお会いしておりますが、本当に精神的に強い方とお会いするほうが少ないですね。。

従業員の前で、あえて強い自分を見せているのが実情なんです。笑



ただ、重要なのは、精神的に弱くても、自分は弱いのだと理解すること。



そして、

「弱い自分でも受け入れること。」

これが重要だと思っています!


自分が弱いと受け入れれば、どう対処すればいいのか考えるはずです。


精神的に打たれ弱いのであれば、なぜ弱いのかを考える。

そして、その原因を取り除くようにすることです。



例えば、他社の評価や取引先からのクレームが怖いし、精神的にまいってしまうのであれば、悪評やクレームが来ないようにはどうすればいいのか考え、対策をたて実行する。

そうすればクレームは少なくなりますし、会社の評価も高まるため、自信がつきます!

 


ただ、精神的に弱いネガティブな人は、理想が高いとか自己肯定感が低い場合が多く、理想の自分とはかけ離れている、自分はもっとできるはず!と考えているため、そのギャップが自分を苦しめているんです。

なので、もしネガティブであっても、現実と理想のギャップを埋めるために何が必要なのかを考えて、行動すればいいだけなんですね!




例えば、話下手なのであれば、コミュニケーションの勉強をして実践する。


もしくは、経営者であれば右腕を育てその右腕の方にコミュニケーション担当になってもらい、自分は得意分野に専念する等、対策はいくらでもあります。




実際に私が支援をさせていただいていた中小企業の社長話をしますと、、


その、ある社長は数字には強いのですが、コミュニケーション能力が低く、精神的にも弱くかなりネガティブな方だったのです。

ネガティブ代表の私が可愛く感じるぐらいのスーパーネガティブ。。笑


また、その会社の業績はよくありませんでした。


理由は、社長の気が弱いため、従業員からかなり舐められており、信頼がなかったからです。


従業員は適当に仕事をするわ、社長は従業員とコミュニケーションをとらないため、誤解を生み人も辞め、人手不足に陥り、結果、売上不振に陥ったのです。


おまけに、社長は仕事から逃げ、現場がまわっていない状況でした。


 

経営者はいつも、「こんなはずではない、従業員が悪い、そのうち良くなるはず」と言っておられました。



そして、頑なにコミュニケーションをとろうとしなかったのです。。

なので、取引先にも行こうとしません。


こんな状態では絶対によくなりませんよね。。


なので、まずは自分を見つめ直してもらうようにしました!

具体的には、従業員、1人1人と話し合ってもらうこと、嫌でもコミュニケーションをとること、仕事から逃げないで会社には来ること、取引先に訪問することをいつまでにどうやって行うのかを決めたんです。



結果的にはかなり改善されました。



その社長は従業員と少しずつコミュニケーションをとることで、誤解をとき、会社が厳しいことを伝え、協力してもらうように説明したのです。

コミュニケーションを取り続け、従業員との会話が増加することで従業員との関係が改善した結果、社長は自信を深められ、その後、従業員と一緒に取引先への訪問へとつながりました。


つまり、その社長は自分自身を見つめ直し、何をすればいいのかを理解したからこそ行動に移せたのです。



そして、私という相談できる相手がいたことも改善要因ですね!

と一応、言っておきます。。笑

 
 





ただ、あっさり解決したかのように感じるでしょうが、かなりの長期戦でした!


その間に様々なことがあり、社長はほとんどノイローゼでかなり苦労しましたし、私もノイローゼになるかと思いましたけど。笑


 

経営者だからといっても、別に弱くていいと思います!



弱い自分を理解し、受け入れると共に相談できる人を探す。


そして、改善するにはどうすればよいのか考え、行動に移す!




優秀な経営者は、自分をよく知っており、弱い自分を受け入れることができる人だと私は感じました。

なので、今のうちに「自分」というものが何者か?強みは何か?等を理解しておくこと、理解して行動に移すことをおススメします!

 

 

 

最後に

 

今回は

  • ダメな経営者の例
  • 優秀な経営者になるための必要なスキルとは?



以上の内容をお伝えしました。



経営者に必要なスキルとは何か?と考えることは良いことだと思います。

別に偉そうに言うわけではありませんが、向上心があるからこそですし、会社が次のステージに進むための考えなので、凄いと思いますよ!


本当に偉そうですみません。。

私も日々、勉強とスキル磨きを頑張っておりますので、ご勘弁ください。笑




ただ、経営者には不安と悩みがつきものなので、今のうちに戦略策定、マーケティングの能力、数値把握力を高め、自分自身を知っておいてください。

スキルを磨けば、経営の悩みも少しは解消されることになります。


また、今後においても重要な武器となりますからね!


 

そして最後に、これまで散々偉そうなことを言いましたが、完ぺきな経営者などこの世には存在しません。


ただ、

  • 理想の経営者とは何か?
  • 自分はどうありたいのか!?



上記のことは非常に重要なので、参考記事も含めてもう一度じっくり考えてみてください!

 

これこそ、私が提唱する「未来型ビジネスモデル3.0」なのです。

 

やりたいことをビジネスで実現する。

なりたい自分を目指す。

 

そのためには今回お話した能力も必要になります。

 

 

是非とも、優秀な経営者になってくださいね!!


ほんと、偉そうですみません。笑


 

今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!

 

中小企業に具体的な営業戦略が必要な理由と構築方法

 

 

 

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