経営者に向いていない?資質なんか必要ないですよ!

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こんにちは!
中小企業診断士で下町のコトラー、船越です。

 

 

今回は経営者に向かない、向いている人の話になりますが、自分は果たして、経営者に向いているのか?

 

めちゃ気になりますよね。。

分かります!

 

私は中小企業診断士のコンサルとして多くの経営者にお会いしております。

なので、少なからず経営者である社長の悩みをお聞きしますし、「自分は経営者に向いていない。。」と弱音を吐かれる場面にも遭遇しました。

まあ、私自身も経営者に向いていないと思っていますけどね。笑

 

でも、世間で言われる「経営者に向かない人と向いている人」って本当にいるのでしょうか?

私なりの考えをお話したいと思います。

 

 

 

経営者(社長)に向かない人とは

 

経営者(社長)に向かない人って誰だと思いますか?

 

まあ、給料を払わないとかパワハラ、暴力等は論外ですが、、私は基本的に経営者に向いていない人はいないと考えています。

なぜなら、何が正解か分からないからです。

 

強いて言えば、意思決定しない人だと思います。

つまり、自分の意思を示さずに成り行き任せや人任せにすることなんですね。

 

しかも、意思決定せずに従業員任せにしておいて、失敗すれば従業員のせいにする人は経営者に向いていないと言うより、人としてどうかと思いますね。

経営者とは、「会社の意思決定を行い、責任を取る人」です!

経営者が意思決定しなくて、誰がするのでしょうか?

 

仮に従業員に全て任せることもありだとは思います。

その場合、責任は全て社長が取るでしょうし、従業員に任せるという意思決定をしてますからね。

 

 

まあ、経営者に向いている向いてないはどっちでもいいのですが、ただ経営者が身につけるものはあります。

次にお話しますね。

 

 

経営者(社長)に必要なものとは?

 

よく言われますが、経営者に資質は必要でしょうか?

資質とは「生まれつきの性質や才能。資性。天性。」と言われています。

 

なので、結論的に言えば、

経営者に資質は必要ありません!

 

世の中には数多くの経営者がいます。

スポーツ選手や芸術家と違い、才能は必要ありませんし、努力で何とかなります!

 

でなければ、経営者になれる人なんか一握りになってしまいますが、実際は様々な経営者が存在しています。

 

また、社長になるための英才教育は存在しますが、才能がなければ経営者になれないなんて聞いたこともありません。

 

ただ、社長に必要な能力やスキルは存在します。

 

  • 逃げることなく決断すること
  • 一貫性のある方向性を示すこと
  • 経営者としての覚悟や信念がある
  • 自身が楽しむ

 

上記となりますが、順に説明しますね!

 

 

逃げることなく決断すること

 

経営者は責任が大きいがゆえに、‟決断逃避” をしてしまう人が少なくありません。

つまり、決断を先延ばしにしてしまったり、ちゃんと決断することなく、あいまいな指示をすることですね。

 

でもこれは、従業員の裁量に任せたふりをして、失敗すれば下の責任にするといった卑怯なやり方です。

 

任せることはいいのですが、任せたのであれば失敗した場合は社長が責任を取らねばなりません。

ただ、従業員のせいにする社長がどれほど多いか。。

 

従業員任せの社長は決断をしているようで、まったく決断していないんですね。

 

なぜこのようなことが起きると言いますと、どうしていいのか本人にも分からないからです。

なので、従業員に任せて失敗すれば評価を下げるといった愚策を行ってしまいます。

 

決断できない社長は経営者ではありません!

 

ましてや、従業員のせいにするのはもってのほかです。

こういった社長のもとからは皆去っていきます!

 

なので、逃げることなく決断することが経営者に必要であり、資質は関係ありません!

 

 

一貫性のある方向性を示すこと

 

経営者に必要なのは、一貫性のある決断であり方向性(戦略)を示すことです。

 

例えば、昨日は「北海道に行け!」で次の日は、「やっぱり沖縄だ!」みたいなひどい決断の場合は論外ですね。。

 

ここまで極端でなくても、似たようなことは “中小企業あるある” だと思います。

 

例えば、付加価値や値段が高い商品を販売していくと決めたのに、セールのオンパレード戦略です。

これこそ、まさに一貫性のない戦略ですね!

 

なぜ一貫性のない戦略や決断をしてしまうのかと言いますと、、

「戦略」がないからです。

なので、ブレブレで一貫性がない判断をしてしまう、せざるを得なくなるんですね!

 

つまり、判断基準がない、何も思いつかない、もしくは何も考えていない。。

こんな経営者のもとで働く社員はたまったもんではありません!

 

経営者であれば、しっかりと会社の方向性(戦略)を示すべきなんです。

そして、決断や戦略に必要なのは、生まれもった才能ではなく、今まで培った経験、マーケティングや数字であったり確固たる信念になります。

 

なので、経営者には、決断や戦略を構築できる知識や能力、マインドを身につける必要があります!

 

 

ただ、手段を変える決断は間違いではありません。

 

例えば、「東京にいくために車で行け」と言ったけれど、急がなければならないようになったため、「急遽、新幹線に変更」と言うことですね。

変更は、方向性は一緒で手段を変えただけなので、問題はありません!

 

つまり、戦略目標は変わらないけれど、戦略目標を達成するために方法を変えただけなのです。

経営者がやってはいけないことは、示した戦略とは全く違った決断をしてしまうことにあります。

 

なので、しっかりと自信を持って会社の方向性(戦略)を示すのが、経営者の役割であると共に、経営者に必要なことだと思います。

 

 

経営者としての覚悟や信念がある

 

経営者が絶対にやってはいけないことは「現実逃避」です。

前述した「決断逃避」と少し違うのですが、つまりは、経営者としての覚悟があるかどうかなんですね!

 

人間、誰しも逃げたくなることはあります。。

実際に私もよくありましたし、酒に溺れることもありました。。

まあ、私みたいなレベルの低い話ではないでしょうが。笑

 

 

ただ、社長が現実逃避を行ってはいけませんし、してる場合ではありません!

経営者は従業員と違って、簡単に転職するわけにはいかないんです!

 

なので、経営者は、

何があっても逃げずに戦う!!

という覚悟を持つことが絶対であり、才能は関係ないんですね。

 

これはもう、性格がどうとかも関係ありません。

気が弱いだろうがネガティブだろうが、逃げるわけにはいかないんですね。

 

私は会社員の方からの相談で、今の会社が嫌であれば逃避策として、転職や副業することはありだと考えてますし、相談時にアドバイスで言うことはあります。

ただ、経営者はそういうわけにはいきません。

理由は「責任が大き過ぎるから」です。

 

現実逃避で逃げて会社がまわらなくなれば倒産し、関係者や従業員等に多大な迷惑がかかってしまいます。

なので、仮に現実逃避しがちな人は社長であったり、従業員を雇わないほうがいいです!

私みたいに自己責任で一人でやるべきだと思いますね。笑

 

 

そして、社長自身が絶対にやり遂げるという確固たる信念があるかどうかも大事です!

 

もちろん、経営するための知識や能力、相談者は必要です。

でも、まずは社長としてやっていく覚悟や信念が必要だと思いますし、真の経営者は覚悟を持って経営をしています!

 

なので、仮に覚悟がない場合、何かあれば逃げてしまうんですね。。

実際、本当に逃げてしまう社長を私は何人も見てきました。。

悲しい現実です。

 

覚悟があれば何でもできる!!

違うか。笑

 

 

私は先ほど、経営者向きの資質はないと言いましたが、社長に向いている性格も特にないと考えています。

 

ネガティブな性格だと社長に不向きだと思われるかもしれませんが、そうとは思いません。

ネガティブの良いところは「慎重」であったり「注意深い」ところです。

 

結果、ネガティブな社長は堅実な事業計画であったり、資金繰りを行うところが強みなんですよね。

なので、「私はネガティブだから社長には向いていないかも。。」と思う必要はありません!

 

 

自身が楽しむ

 

社長自身が楽しんで仕事をしているかどうかも重要になります。

 

社長が楽しめなくて、従業員が楽しくなるでしょうか?

社長が売りたくもない商品・サービスを提供している会社や店で働きたいと思うでしょうか?

 

たまに自社の商品はダメだと言っている社長や、お金のためだけに商売をしている社長がおられますが、全然魅力的には見えません!

逆に自社商品に誇りを持っている、やりがいに満ち溢れている社長は魅力的ですよね?

少なくとも私はそう思っています。

 

いかに従業員に明るい未来を示せるかどうかも大切です。

つまり、会社ではなく従業員の未来ですね。

この会社で働いてくれれば、こんな明るい未来が待っている!というものになります。

 

やりたくもない仕事やお金だけしか考えない社長の下では、明るい未来を感じるでしょうか?

無理だと思いますし、私も従業員時代が長かったので分かりますが、絶対にこんな社長の会社では働きたくないですね。

 

 

なので、私は未来型ビジネスモデルを提案しているんです。

 

たとえ今の仕事がやりたいことではなかったり、今の自分がなりたい自分ではなかったとしても、今からビジネスモデルを構築すればいいんですよ!

 

現在のビジネスに強みを加えて、本当にやりたかったことをする。

そうすることで社長自身も変わりますし、会社自体も変わる。

 

実際問題、その方が楽しくないですか?

社長が仕事を楽しんでいる会社は本当に素敵だと思います。

 

あなただけのオンリーワンビジネスモデル、気になった方は下記記事も併せてお読みくださいね!

下町のコトラーが提唱する「未来型ビジネスモデル3.0」とは

 

 

 

最後に

 

 

今回は以上となりますが、あなたは資質や性格だけで経営者に向いていないと思う必要はありません!

 

才能やポジティブな性格は経営者に特に必要ありませんし、逃げないという覚悟や信念があれば大丈夫です!

ただ、逃げずに死を選ぶといったことではありませんからね。。

 

そして、経営者に必要なスキルや能力を身に付ければ根拠に基づいた決断ができます!

根拠があれば自信を持って決断できますし、従業員も納得感を持ち迷うことなく実行できるんです。

 

なので、今の仕事のスキルや能力を磨いてください。

また、やりたいことの実現も目指して欲しいです!

 

今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!

 

優秀な経営者になるために必要なスキルとは

 

 

 

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