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こんにちは!
バカな中小企業診断士の船越です。
- 頭が悪い従業員が多くて困っている
- 頭が悪いから仕事ができないんだと思っている
- バカの対処法を教えてくれ!
以上のような悩みを抱えているあなたに今回の記事を読んでいただきたいと思います。
経営者だけでなく上司にも当てはまるかもしれませんね。
従業員がバカで理解力が無く仕事の話も通じないし疲れる。。
どうしたらいいだろう?
とあなたは腹が立ちつつ、対処法が分からず困っているのではないでしょうか!?
確かに頭の構造は違うかもしれませんが、本当に理解力が無い、話が通じない、仕事ができない従業員は本当にバカのでしょうか?
ということで今回は、
- 従業員はなぜ頭が悪いのか?
- バカな従業員の対処法
以上の内容をお伝えしたいと思います。
あ、最初に言っておくと、私はバカな従業員はいないと思っております。
今回の内容を読めば、バカだと思っている従業員に対する感情の持ち方、対処法が分かると思いますので、参考になれば嬉しいです!
従業員はなぜ頭が悪いのか?
従業員は理解力がないし話が通じないし、腹が立つ!!
まあ、怒る気持ちは分かります。
ただ、理解力が無く話が通じないと仕事上で支障が出ますし、ストレスも溜まるので何とかしないといけません。
ということで、まずは「なぜ」理解力が無く話が通じないほど「頭が悪い」のかを考える必要がありますね!
理由は下記が考えられます。
- 仕事の知識や経験が少ない、仕事が合っていない
- 物事の考え方が違う
- 従業員が頭が悪いのではなくあなたのレベルが高い
- 病気、障害の可能性もある
順番にお話します!
仕事の知識や経験が少ない、仕事が合っていない
仕事で何を言っても理解しないし通じないし、全然仕事が進まない。。
なので、「こいつバカなんじゃないか!?」と思うことがあるかもしれません。
でも、その人は本当に頭が悪いんでしょうか?
仕事に慣れていない、特に未経験の人であれば仕事内容のことや進め方が分からないし、専門用語も分からない。。
なので、頭が悪いと感じてしまっている可能性があります。
また、「仕事ができない人」=「頭が悪い人」と判断されている場合もあると思います。
仕事が遅い、効率が悪い、ミスが多い。。
そういう人も「頭が悪い」と思う人もいるかもしれませんね。
私も若い頃は、営業のことや数字が全く分からなかったうえ、成績も全くダメだったので上司からはバカ扱いされていました。
また、未経験で転職した会社では職場環境が合わず、人間関係はいまいち、仕事の進め方が分からないしミスも多かったので「頭が悪い」と思われていましたし、実際に左遷されました。
このように仕事の知識や経験、仕事が合っていないために理解力に乏しく、話が通じないと「頭が悪い人」と感じる原因になっているかもしれません。
物事の考え方や環境が違う
次は考え方に違いによって話が通じない状況があることです。
私は元々「頭が悪い人」なのでよく分かります!
今でもそうですが、論理的に物事を考えることが苦手なんですよね。。
一応、コンサルタントなんですけど、、文章を書く時やコンサル現場では論理的に考えて話すようにしていますが、普段は考えるより先に行動してしまうんです。笑
なので、考え方が違うと話が通じない状況が出てきます。
まずはしっかりと考えてから仕事をする人にとっては、何も考えずにすぐに行動を起こす人とは話が通じないし、「こいつ、頭悪いんじゃね?」と思うでしょうし、実際に私も「お前はバカか?」と言われてました。
また、筋道を考えたり物事を効率的に考えることが苦手な人に、得意な人が教えたりしても通じないことが多いです。
なぜなら、そもそもその人の頭の中にそのような考え方が根本的にないから、何を言っているのか分からないんですね!
そして、置かれている立場によっても違ってきます。
例で言うと、営業と企画ですね。
営業は売れる商品が重要なので、多少の仕様変更や納期等の無理を言います。
でも、企画としては自分のこだわりもあるうえ、工場とやりとりをしているので、無茶を言われても無理な場合が多いです。
つまり、営業はお客さん都合、企画は工場都合の話になることが多く、話が通じないことが多々発生することになります。
ただ、これは仕方がない部分ですよね。。
私も営業時代、よく企画とケンカになるようなことがありましたし。
このように、考え方の相違や置かれている立場によって、理解できない、話が通じない原因となることもあります。
従業員が頭が悪いのではなくあなたのレベルが高い
これが一番の理由かもしれません。
つまり、あなたのレベルが高いうえ、高度な考え方をするので従業員に話が通じないことです!
なので、別に従業員が「頭が悪い」わけではありません!
仮に特別、優秀な人でなくても周りよりもできる人にとっては、周囲とは話が通じないと感じる場面があると思います。
上司とできない部下にも多々ある話ですね。
その場合、どうなるのか?
仕事において優秀な人は何でもできるため、なぜできないのか分かりません。
分からない人の気持ちも分からないため、話が通じない「頭の悪い人」だと判断してしまうことになります。
そして、徐々にストレスが溜まり、いつか爆発することになるんですね!
バカな従業員の対処法
ここまで「頭が悪い従業員には理解力が無く話が通じない理由」として
- 仕事の知識や経験が少ない、仕事が合っていない
- 物事の考え方が違う
- 従業員が頭が悪いのではなくあなたのレベルが高い
以上の内容をお伝えしました。
では、対処法はあるのでしょうか?
理由は色々とありますが、対処法はたった2つしかありません。
あなたが育成するか活きる場所を見つけるかです。
次でどうすればいいのかを次にお話します!
マネジメント力を上げる
「頭が悪いバカな人」と思っている従業員を育てることです。
頭が悪いからと切り捨てるのではなく、どうすれば理解できるのか、話が通じて仕事ができるようになるのか、伝え方を工夫したり教育することが大切になります。
つまり、マネジメント能力を高めることが解決策になるんです。
話が通じない人や仕事ができない人を切り捨てるのであれば、どんな社長でもできることですが、あなたが有能であれば何とか解決できるはずです。
私は今までの勤務先を含めコンサル場面で、簡単に人を切り捨てようとする社長を何人も見てきました。
理由を聞くと、「バカ」とか「仕事ができない」「役に立たない」等だったのですが、ほとんどが何も教育していないし、育てようという気もないのに、大きい成果を求めすぎなんですね。
あなたはそんな社長ではないでしょうし、ここは考えを少し変えて、「バカで頭が悪い」と感じている従業員を育てることによって、マネジメント力を高めるという選択肢を選んで欲しいと思います!
面倒くさいかもしれませんが、この「マネジメント力」に磨きがかかれば、あなたの会社で非常に役に立つことになるんです。
考えてみてください!
社長や上司が切り捨てようとしている人材を蘇らせ、仕事ができる、役に立つ人材に育て上げられるのであれば、新しい人材を雇う労力や費用も必要ありませんし、人材流出を防ぎ、職場環境もよくなります。
人材流出が激しい会社に良い会社はありませんしね。。
ブラック企業だと変な噂が立つかもしれませんし。。
仮に人を上手にまとめることができれば、会議も含め、どんな仕事においてもスムーズに進みますし、何事においても成功する確率が高まります。
しかも、従業員を育てる能力が身に付けば、どんな人材でも戦力とすることができるため、社長に対する信頼度や周りの評判もうなぎ上りですね!
「カンブリア宮殿」に出演できるかも!?
試しに、求人情報を見てください。
年収が高い求人で求めれらる能力で多いのが、「マネジメント力」ですから。
実際に私が以前所属していた会社の社長は営業マンを切り捨てようとしていたことがあります。
でも、何とか阻止してしっかり教育すると、徐々に成績が上がるようになり、立派な戦力となりました。
もし、クビにしていたら、新たに雇用のための費用と、教育する時間を無駄に使うことになるんです!
なので、是非とも理解しない、話が通じない、仕事ができない従業員を「バカ」と切り捨てるのでなく、育てて戦力にして欲しいと思います!
その人に合う仕事を見つける
もう一つの対処法は「従業員が活きる場所を見つける」です。
先ほどマネジメント力を上げる方法をお話しましたが、どうしても今の仕事が合わない従業員もいると思います。
優秀な従業員であれば、仕事に合わせることができるかもしれませんが、「バカ、頭が悪い」と感じる人であれば難しいです。
であれば、その従業員が活きる仕事、場所を提供すべきです!
従業員が活きる仕事とは、、
従業員の強みが活かせる仕事です!
例えば、「頭が悪い」と感じる従業員が営業マンの場合、今の営業スタイルが合っているのか?
飛び込み営業よりルート営業の方が合っているのではないか?
そもそも、営業自体がその人に本当に合っているのか!?
実際に私は、細かい作業の仕事がどうも自分に合っていなかく、数字も苦手でミスが多いしバカにされ続けた結果、うつ気味になり仕事を辞めることになった経験があります。
でも、営業職で色々とありましたが頑張った結果、売上が1番になり、営業のスペシャリストと言われるようにもなりました。
つまり、私は企画や事務職より営業が合っていたんですね!
また、私は当時、何も考えずに動けるという行動力、上から細かいことを言われず自由にしてもらえれば頑張るという強みを持っていました。
なので、同僚がうまく社長を抑えてくれて、私に営業を自由にさせてくれたのです。
結果、新規顧客をバンバンとって1年後に売上トップになれたんですね!
別に自慢話ではなく、誰にでも「強み」はあります!
ないと思っても、見つけてあげてください!
バカと思っていても絶対、個々に特徴や強みはあります。
頭が悪いと本人に自覚があるのなら、頭が悪い人の気持ちは分かりますし、丁寧に教えようとするはずです。
自覚が無いのなら、鈍感力があり、何をも恐れずに突っ込んでいけるかもしれません!
昔のバカだった私みたいに。笑
なので、是非とも「バカ」と思っている従業員の「強み」を引き出してあげてください!
この能力が身に付けば、経営にも活きます。
なぜなら、経営、マーケティングにおいて「強み」は重要なことだからです。
従業員の強みを見つけられないのであれば、自社の強みも見つけられないかもしれませんからね。。
あなたはそうでないことを私は知っています。
でなければ、ここまで読まないですから。
最後に最高の対処策を言います。
それは、従業員を好きになることです。
そうすれば、従業員をバカだとは思わないですし、自然と従業員の良い部分が見つかります。
是非とも、従業員を好きになってください!
強みが活かせる場所で育ててあげてください!!
今回は以上となりますが、少しでも参考になれば嬉しいです!
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