こんにちは!
中小企業診断士で下町のコトラー、船越です。
経営者であるあなたは従業員のことが好きですか?
唐突に聞きましたが、変な意味でもなく、恋愛とかそういう話ではありませんよ。笑
これは従業員、特に営業マンに関係することなのです。
その前に少し、私の営業マン時代の話をしたいと思います。
小さい会社の営業マンとして働いていた私は、ある日、ふざけ合うほど仲の良い取引先の社長から何気に言われた言葉があります。
「船越さんって、会社とか商品の悪口を言わないよね。」
人の悪口が大好きだった社長が私にそう言ったのです。笑
ただ、私は全く意識をしていなかったので、少し驚きましたがその後色々と考えたんですね。
私は会社のことや商品のことをお笑いのネタとして色々と言ったりしますが、確かに悪口は言った記憶がありません。
そこで、なぜなのかを考えてみました。
考えた結果、、
会社や自社商品のことを心底、悪いとか嫌いと思っていない!
ということに辿り着いたんですね!
当たり前だと思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
あなたの会社の従業員や営業マンは本当にあなたの会社や商品が好きでしょうか?
喫茶店とかカフェで同僚と話する内容を聞いてみてください。
あなたが居ない時の話の内容は地獄かもしれませんよ!
でも、本当に会社とか上司の悪口話が多いような気がします。笑
私は普段から、営業で成績を上げるためには、自分の強みを知り、強みを活かせる環境で自社商品の魅力を知る必要性を感じております。
しかも、自社商品と会社の両方が必要です!
会社は嫌いだけれど自社商品は好き、逆も然り。。
この場合、お客さんに伝わってしまいます。
もしくは仲が良くなれば知らないうちに口にしているかもしれませんし、その場合、商品の魅力が半減してしまうんですね。
私は営業の極意を実践していた結果、自社商品の良さが伝わっていたのです!
私自身、会社や自社商品の強みや良さを意識せずとも、お客さんに伝えられていると感じたことが、正直、嬉しかったですね。。
実際、その社長の会社の仕入れ先として私の所属していた会社が一番でした!
従業員や営業マンが自社商品や会社が嫌いであれば、お客さんに伝わるんですよ。
嫌いを隠しても、どこか普段の会話からでもボロが出ます。
でも、自社商品が好きでもない営業マンからモノを買いたいと思うでしょうか?
そんな会社に入社したいと思うのでしょうか?
継続して働きたいと思うでしょうか!?
なので、従業員には会社と自社商品・サービスを好きになってもらう必要があるんです!
では、どうすればいいのか?
まずは経営者であるあなたが従業員のことを好きになってください!
たまにいますが、従業員の悪口を言う社長の会社に誰も魅力は感じません。
嘘で好きと言ってもバレます。
心底、従業員が好きな社長は魅力的ですし、それは従業員にも伝わるんですね。
従業員の経験があれば分かるはずです。
人って不思議なもので、好意的に接してくれる人(恋愛は除外)に対しては嫌いになれないものです。
逆に嫌われてると思うと、好きにはなれないですし、距離を取ってしまいます。
悪口を言われてるかもしれませんしね。。
従業員のことが心底好きであれば、会社外や取引先でも自然と口から出てきますし、意識しなくても従業員の良いところが見えてきます。
なので、どこでも従業員の良いところばかり話します。
そんな社長、嫌ですか?
そんな社長のいる会社を嫌いになれますか!?
もちろん、最低限の給料や福利厚生は必要になります。
まあ、給料やキャリアアップが要因で転職してしまう人もいるでしょう。
それは仕方がありません。
でも、従業員のことが好きであれば気持ちよく送り出せると思いますし、従業員も絶対に次の職場では会社の悪口は言わないはずです!
なんなら転職先の会社と新しい取引が始まるかもしれませんね。
また、自社商品に関してもですが、社長が心底、商品・サービスを好きになって想いを従業員に伝えてください!
もちろん、強みや他社との違いの分析も必要ですが、何より想いが重要です!
なぜ、この商品・サービスを提供しているのか。
この商品・サービスに至った経緯や特徴、ライバル社に負けない部分を語れると尚良いです!
そして、従業員は勝てる市場で商品・サービスを販売して売れる経験をすれば、商品・サービスを好きになっていくものです。
私もそうでしたから。。
是非とも私の事例を参考にして、従業員を好きになってください!
そして向こうから来るのではなく、こちらから歩み寄る。
それが無理であれば、従業員は離れていきます。
今回は以上となりますが、少しでも参考になれば嬉しいです!
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