ビジネスがうまくいく法則とは?〇〇を知っているかどうかが重要!

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経済産業大臣登録 中小企業診断士
ビジネスモデル・デザイナー(R)
船越ビジネスコンサルティング代表

船越です。

 

ビジネスをされている方も、これからビジネスを行おうとしている方にも共通してる願いとは、

「ビジネスがうまくいくこと」

であることは間違いないと思います。

 

何か良からぬことを企んでいる人は別にして、誰しもがビジネスで失敗したいと思う人はいないですよね。

では、ビジネスを成功させるにはどうすれば良いでしょうか?

 

それには、知っておかなければならないことがあります。

ビジネスがうまくいくことの法則とは、

「ビジネスの本質を知る」

ことです。

 

ということで今回は、

  • ビジネスの本質とは
  • 本質を知るとなぜうまくいくのか

上記のことを中小企業診断士、ビジネスモデル・デザイナー、コンサル経験者である私が解説していきます。

 

 

ビジネスの本質とは?

 

ビジネスの本質については、様々な意見や解釈があると思います。

なので、私の意見が絶対的に正しいとは限りません。

ただ、中小企業診断士として、多くの成功している経営者や失敗している経営者を見ていて、

「売り手よし、買い手よし、世間よし」

の三方良しが、私が考えるビジネスの本質となります。

 

なので、

  • ビジネスでしっかり稼ぐ
  • お客さんが価値を感じるものを提供する
  • そのビジネスによって皆が幸せになる

これらが大切であり、ビジネスの本質なのです。

 

つまり、自分だけが暴利をむさぼるビジネスや、利益度外視のビジネス、皆が不幸になるビジネスは本質的でないということですね。

まあ、上記のビジネスは短期的にはうまくいくかもしれませんが、長期的には続かないでしょう。

この ‟長期的に続くビジネス” という考えも大切になってきます。

 

 

自分(自社)がしっかり儲ける

まずはしっかりと儲ける=利益を出す必要があります。

なぜか日本には、儲けるということが卑しいとか、あまり口に出して言えないとか、儲けること=悪、みたいなイメージが少なからずあります。

 

ただ、利益がなければ経営を続けていくこともできませんし、従業員に給料を支払うことができなくなりますね。

また、お客さんのために利益なしで販売してしまえば、次の商品の開発や仕入れができなくなり、結果的にお客さんに迷惑をかけてしまいます。

なので、しっかり利益は確保しましょう!

 

もし、利益がなければ、あなたの給料もないですし、何のために商売をしているのか分からなくなりますよね。

お金がなければ、自分が不幸になってしまいます。

 

お金、欲しいですよね。。

ここでいうお金とは、自分自身が満足するお金です。

人によっては、月15万でいいという人もいれば、100万は必要、という方もおられるでしょう。

つまり、高い低いの個人差はあれど、お金は必要なのです。

 

他人の幸せを願うことも大切ですが、まずは自分が幸せに必要があります。

そのためにはまず、「自分自身が稼ぐ」ことが重要です。

 

このことでよく、「マズローの欲求5段階説」が例えに出てきます。

「マズローの欲求5段階説」とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。

人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しているんですね。(下記図参照)

 

 

ここでの詳細は避けますが、人間はまず一番下の生理的欲求を満たさないと上に行くことができません。

「生理的欲求」とは生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求を指しますが、この欲求が満たされなければ生命の維持が不可能となります。

 

生命の維持というと大げさかもしれませんが、会社に例えると、経営が厳しい時は生命の維持が難しい状況です。

そんなときに、他人の幸せがどうとか言ってられないですよね。

まずは生きること。なので、自社(自分)を何とかする必要があるでしょう。

 

そして、前述したマズロー理論ですが、よくマズローと比較されるアルダファーのERG理論というものがあります。

私はどちらかというと、アルダファー派ですが、この2者の考え方はよくマーケティングでも出てくるので、知っておいて損はありません。下記記事をご参考ください。

【参考記事】人が幸せになるためには、欲求を満たす必要がある

 

 

 

お客さんに価値があるものを提供する

 

そして、お客さんに価値あるものを提供することが大切です。

価値があるもの = お客さんが欲しいもの

お客さんが欲しくないものは、価値がないということです。乱暴な言い方をすれば、ゴミ同然。

例えば、男性に女性用の口紅を提案しても、そっち系ではない限り(笑)、絶対に売れないでしょう。

つまり、男性には口紅は必要のない、欲しいものではないから価値がないのです。

 

この場合、売る方法としては別の方法があります。

  • ターゲットを変える(男性ではなく女性に販売する等 )
  • マーケットを変える(プレゼント需要として販売等)

 

上記の考えが必要となってきます。

この考えはマーケティングになりますので、下記の記事も併せてお読みいただけると理解が深まります。

【参考記事】マーケティングの基礎の本が、起業・副業で役に立たない理由とは?

 

お客さんが欲しいものを提供することで、商品が売れ、利益となる。

そして、その利益で従業員への給料や、固定費の支払い、仕入れ代金、研究開発費に使えるのです。

なので、会社としては、「価値あるものを提供し続けなければ生きていけない」のですね。

 

このことはおそらく皆さんは知っているでしょう。当然のことですからね。

しかし、現実的には、お客さんが ‟欲しいもの” ではなく、‟売りたいもの” を販売している会社が実に多いのです。

 

例えば、機能が多すぎる家電製品。

お客さんはそこまで多くの機能を求めているでしょうか?

お客心理としては、機能はそんなにいらないから安くしてほしいと思っているのに、メーカー側は、機能を付けることで値段を上げたい、新製品として今すぐ必要のない買い替え需要を促したい等、の会社目線での思惑があるのです。

このお客心理を無視した製品開発によって、過去、日本の家電メーカーは海外の安価メーカーに対して苦戦を強いられるようになったのです。

 

 

◆良いものが売れる時代は終わった

 

もうひとつ大切なことがあります。

‟良い商品” が売れるわけではないということです。

「いや、うちの製品は質が高いし、良いものを作れば絶対に売れるはず!」

とまあ、さすがにこういった考えの、いわゆる頑固者社員や職人は少なくなってきましたが、いまだに “良いものが売れる思考” は残っています。

 

本当にそうでしょうか?

であれば、前述した日本家電メーカーは苦戦したり撤退しなくてもいいはずです。

では、良いものではなく、どんな商品やサービスが売れるのでしょうか?

 

答えは、

「良いものではなく、良さそうなもの」

 

例えば、初めて訪れた、とあるファミリーレストランでの食事。あなたは何を食べるかを決めていないでメニューを見ます。

ここで、あなたは美味しいものを選びますか?

来たことも食べたこともないのに?

美味しいかどうかなんて、食べてみないと分かりませんよね。

 

では、あなたは何を基準に食べるものを選ぶのかというと、”美味しそうなもの、良さそうなもの” を選ぶはずです。

なので、メニューの写真を見たり、コメントを見たりして、美味しそうに感じたものを選択します。

 

また、仮にコンビニでアイスクリームを選ぶとしましょう。

食べたことのないアイスばかりで何を食べようか迷っています。

この場合、パッケージの写真であったり、パッケージに書いてある内容でどんな商品かをイメージして決めるでしょう。

 

つまり、初めてのお客さんは、良いものかどうかなんて、買ってみないと分からないのです。

なので、もしあなたの会社の製品であるアイスが、仮に1番品質がよく美味しかったとしても、選ばれなければ、品質がどうとか意味がないということになります。

仮に2番目に美味しいアイスが選ばれても、お客さんは2番かどうか分からないですし、それなりに美味しいのであれば、次もその2番目に美味しいアイスを買う確率がかなり高くなるでしょう。

 

もちろん、まずければリピーターになることはないですし、美味しさは重要です。

なので、新規客と既存客へのアプローチは変える必要がありますが、新規客や新製品に限って言えば、極論を言うと、まずくても “美味しそう” であれば、最初は売れるんですね。

そして、最初に売れなければ、リピーターがどうとかの話にもなりません。

 

売れる商品は、

「良いものではなく、良さそうなもの」

このことも覚えておいてくださいね。

 

 

◆お客さんが欲しいものとは?

 

お客さんが欲しいものには2種類あります。

1つは、今すぐや近々必要なもの

2つ目は、自分の欲求、願望を満たすもの

 

今すぐ必要なものとは、例えば飲み物ですね。のどが渇いた時の水やお茶等。

また、スーパーで今晩のおかずや来週に使うおかずの買いだめ等があたります。

 

一方、自分の欲求や願望を満たすものとは、洋服とか車、本等です。

服は裸でない限り、今すぐ必要ではありませんが、きれいになりたい、おしゃれに見られたい、もてたい等の願望のために買うのであって、服そのものに価値はありません。

 

車もそうですね。

移動手段が欲しいための購入は今すぐ需要と一緒ですが、高級車が欲しいという願望は、その車という鉄の塊が欲しいのではなく、高級車を手に入れた後のステータスや満足感です。

なので、この場合は車の利便性や性能より、この車(例えばフェラーリ)を手に入れた後の未来を訴求することが大切になります。

 

つまり、お客さんの願望が「きれいになりたい」のであれば、極端に言えば、売るものは何でもいいのです。

食べ物でも、服でも、化粧品でも、きれいになれるという未来が必ず手に入るのであれば、お客さんは買うでしょう。

この考えは深い話になりますので、別記事にしております。なので、こちらの記事もご覧いただければ幸いです。

【関連記事】お客さんが本当に欲しいものとは?考え方しだいで良いものも売れなくなる!

 

 

 

皆が幸せになる

 

最後のビジネスの本質は、”皆が幸せになる” というものです。

この部分が一番難しいのではないでしょうか?

 

実際、売上も良くて会社の経営が順調、経営者の給料も高いといった会社はありますが、従業員の給料が安く、こき使っているといった会社も多いですよね。

また、自社のことしか考えていなく、仕入先や下請けいじめをしている会社の話もよく聞くことでしょう。

 

しかし、従業員や仕入先、下請け等の関連している会社を軽視していて、その会社は継続できるでしょうか?

短期的にはうまくいくかもしれません。

ただ、そういった会社は従業員の入れ替わりが激しいでしょうし、無駄な経費がかかってしまいます。

また、一旦売上不振に陥ってしまえば、仕入先も逃げていく可能性がありますよね。元々、好きで取引していたわけではないでしょうし。

 

私は中小企業診断士として、そんな会社、経営者をいっぱい見てきました。

とある、自分のことしか考えていない経営者の会社がありましたが、会社の状況が悪くなったとたん、その人から次々と離れていったのです。

その会社は経営が傾きました。従業員はもちろん、仕入先、銀行までが逃げていったのです。

その時に私が相談に乗り、事業計画等を作成したのですが、その経営者を改心させることが何よりも重要だと思いました。

そのことを延々と経営者と話し合った結果、その経営者は従業員と真摯に向き合うと共に、仕入先との関係強化、銀行の信頼を回復させることで、何とか持ちこたえたのです。

 

ただ、起業したての時は、売上を上げることだけに必死で周りが見えにくいとは思いますが、上記のように人の繋がりや関係性は本当に重要です。

なので、ビジネスの本質である「三方良し」の考えは、長期的にビジネスを行うためには必須であるでしょう。

 

 

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか。

今回はビジネスをうまく行うために、ビジネスの本質を理解してもらうことが重要だと言いました。

ビジネスの本質とは、「売りてよし、買い手よし、世間よし」であり、この考えが、長期的にビジネスを行うためには必要です。

でも、なぜビジネスの本質を知ると、ビジネスがうまくいくのでしょうか?

 

三方良しの考えがあれば、自分も満足でき、お客さんが欲しいものを提供でき、従業員等も大事にできるはずです。少なくともしようと考えるはずです。

全てを満たすのは理想かもしれませんが、理想がない限り、それを実現しようとは思いませんよね。

従業員を満足させたいと思うのと、元々そんな考えがない場合、従業員の扱い方も変わってくるはずです。

 

なので、ビジネスの本質である、三方良しの考えを少しでも参考にしていただければ、ビジネスはきっとうまくいくはずです。

そうなれば、この記事を書いた私もお役に立てれて嬉しいです。

 

 

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