経済産業大臣登録:中小企業診断士
船越ビジネスコンサルティング代表
船越です。
今回は起業で失敗する3つのパターン②の放射型タイプの解説をしたいと思います。
起業で失敗する放射型タイプとは何か
今回紹介するのは「放射型」タイプです。
「堂々巡り」のパターンとは反対に、とにかく行動が速いのがこのタイプです。
【関連記事】起業で失敗する3つのパターンとは? 堂々巡りタイプはとても危険な理由
勝てるマーケットを見抜く力も持っているのになぜか軌道にのりません。
その理由は、競合に勝つための「強み」を持っていないからです。つまり、競合があまり強くないにもかかわらず、その競合にさえも勝てる武器を持っていないのです。
そして、切り替えがとても早いので、少し手を出してはうまくいかず、また新しい分野にチャンレジするもののうまくいかず、というようにこれを延々と繰り返してしまうのが「放射型」です。
表面だけを見ると簡単そうに見える事業も、現実には相当な強みが必要となります。
例えばオシャレな焼肉屋がこれから流行りそうだと思っても、飲食店未経験の人が何のノウハウもなしに参入することは不可能です。それなのに、このタイプの人は「自分にできる」と勘違いして参入してしまうのです。
チャンスがあっても、自分がそこで戦えるだけの強みを持ち合わせていない限り、それを活かすことはできません。
また、このタイプの人は、うまい話に騙されやすい傾向にあります。「どうしても独立起業したい!」という思いが強すぎて資金を使い果たしてしまうというケースもあるので要注意です。
絶対に失敗しないためには、「一か八かのような決断」をともなう起業はやめましょう。ビジネスチャンスとは、強みが伴ったときに、初めて活かすことができるのです。
では、次回はパターン③を紹介しますね。
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