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経済産業大臣登録 中小企業診断士
船越ビジネスコンサルティング代表
船越です。
ビジネスをしている限り、投資は必ず必要となってきます。
投資といっても様々な種類があり、設備投資や会社への投資から、仕事以外の株式投資や不動産投資等といったものまでありますよね。
私はコンサル会社にて、会社の投資相談はよくあります。
しかし、決算書を見ていて、身の丈にあった投資をしていなく、結果、過去の設備投資借入が負担となって業績が大幅に悪化している会社も事実あります。
逆に、安心しきって全然先行投資をしていなく、先になってライバルに追い抜かれる会社も多くあります。
“自分への投資” も一緒です。
会社の投資と同様に、自分に投資をし続けないと、あなたはあなたのライバルに負けてしまいます。
負けるのはまだいいですが、最悪、会社員ならリストラされることだってあり得るんです。
自己投資とは簡単に言えば、
”自分の成長のために何かをすること”
詳しく言うと、自分自身の資本(知識、経験、お金、体力、時間)を自分の財産を増やす可能性があること・ものに使うということ。
つまり、自分が持っている資本を使い、自分自身の資産を増やすことですね。
ですので、仕事に活きるのなら別ですが、だらだらテレビを見ても、自分自身の資産(知識、経験、お金等)が増えるわけではないので、これは投資ではなく、浪費になります。
ということで今回は、浪費ではなく、「なぜ自分への投資が必要なのか?」を説明していきますね。
自己投資は自分を成長させるために必要なこと
先日、とあるセミナーで「事業を本当に大きくするために必要なこと」というテーマで
- 事業の成長を阻害する点
- 事業を成長させるために必要なこと
等を講義しておりました。
この講義の副題が
「ビジネスとは投資であり、投資なきものはビジネスではない」
でした。
そう、ビジネスに投資は必要です。
ビジネスでの投資の重要性は先ほど述べましたが、それに比べて、自分に投資をする人は少なく、ひたすら浪費に走ってばかりの人が大半です。
では、なぜビジネスには投資をするのに、自分自身には投資をする人が少ないのでしょうか?
中には仕事が忙しくて、それどころではないと思っている人も多いと思いますが、基本的に人は怠けたがりだということが理由の1つです。
ほとんどの人、私もそうですが、やっぱり楽をしたいですよね?
それが証拠に、商品は楽ができるものが売れます。
特に家電がそうですが、キッチン用具、洗濯機、掃除機等、、ルンバなんか極みですね。
ですので、しんどい思いをしてまで自分に投資なんかしたくないのは当然だと思います。
また、人は基本的に変化を望まないということも理由です。
よっぽど危機的な状況を除いて、たいていの人は現状を保てば、当面の生活は続きますし、たとえ苦しい状態であれ、今のままであれば何とかやっていけるし、大きな喪失はしません。
また、人はプラス面よりマイナス面に目がいきがちであります。
一方、変化することは、時に大きな犠牲を伴います。
そして私たちの脳は失うことが大嫌いですし、特に何かに感情的に没頭した時ほど、変化は難しくなります。
なぜなら、それまでに費やした時間と労力(サンクコスト)を無駄にしたくないからです。
だからこそ、内心では失敗するとわかっている株式投資や仕事のプロジェクトであっても、あきらめるのに苦労してしまうんですね。
うまくいかなくなった恋愛をなかなか終わりにできないのも、すべてが無駄だったと思いたくないからと言えます。
実際には、時間は無駄になってなどいませんが、私たちの脳は、その時間を、必然的な結末に至るまでのプロセスと考えるのではなく費やした時間全体をひとつの喪失と見なしたがります。
自己投資をすることはしんどいですし、楽とは反対のことであり、また、変化を伴うことが多いために、多くの人が行わないのです。
つまり、
自己投資をするだけで他人とは差別化を図ることが可能であり、生き残れる可能性が格段に上がるということになります。
自己投資するメリット
自己投資をするメリットは
- 自分自身の能力があがる
- 現状の不満が減少する
- 将来の不安が減少する
- 自分が目指す幸せに近づける
上記となりますが、1つずつ解説しますね。
自分自身の能力があがる
自己投資ということで、例えば、資格やファッション、コンサルを雇う、ノウハウを買う、等を行えば自分自信のも能力が向上します。
仕事に関連する資格を得て実績を上げれば、会社から認められ昇格や昇給する可能性がありますし、引き抜かれる可能性もあります。
仕事に関係しない資格であれば、転職、独立も視野に入ってきますね。
個人でコンサルをつけたり、他人のノウハウを買うということも上記と同様です。
また、ファッションに投資をすれば、少なくともだらしない格好よりはモテますし、何よりも気持ちが前向きになりますね。
結果、交友関係も変わってきますし、自分の世界が広がるのが実感できると思います。
これは、私がアパレル業界にいたので、よく分かっているつもりですし、実際にそういう風に変わられた人が多かったですね。
つまり、自己投資をして自分の能力を高めれば、自分の視野が広がり、選択肢が増えるということです。
現状の不満が減少する
自己投資をして自分自身の能力を高め、転職できるぐらいの存在になれば、現状の不満が確実に減少します。
例えば、
給料、上司、会社、組織、家庭、恋人、等。
能力があって会社から認められれば、給料も上がるでしょうし、給料が上がれば、奥さんも大目にみてくれることが増えるし笑、いざとなれば転職できるので、嫌な上司は無視できるし、会社に依存することもなくなり、女(男)からもモテる!はず。笑
つまり、自己投資をすれば、現状の不満が解消される確率は上がるということです。
もし現状の仕事やお金に不安、不満がある人はこちらも参考にしてください。
【参考記事】仕事を辞めたいと思っているあなたが、取るべき方法とは何か?
将来の不安が減少する
これも現状の不満と似ていますが、会社に依存することなく、お金に余裕が出れば、将来の不安がなくなります。
理由は、将来の不安要素のほとんどが、仕事、家庭、お金にまつわることだからです。
会社、自分の将来、教育資金、年金、等。
つまり、自分に投資をすることで、将来の不安も減少することになります。
将来に不安をお持ちの方はこちらの記事もお読みください。
自分が目指す目標に近づける
私は、自己投資の最大のメリットは、
「自分が考える目標に早くたどり着ける」
ことだと思っております。
例えば、自分の目標が
”仕事で成功すること”
だとすると、自己投資をすることで他者より先に欲しい能力が手に入り、仕事で成功することが早くなります。
また、”家族を幸せにする” ことでその中でも、それなりの生活をさせることが幸せであれば、自己投資をすることで、給料が上がったり、ヘッドハンティング、独立等で稼げるので、到達するまでの時間を短縮することができます。
家族と一緒にいることが幸せであれば、独立する等で稼ぎながらも自由な時間を持つことが可能になります。
以上、自己投資をするメリットは
- 自分自身の能力があがる
- 現状の不満が減少する
- 将来の不安が減少する
- 自分が目指す目標に近づける
でした。
では次に、おススメの自己投資をご紹介します。
おススメの自己投資とは?
投資といっても、色々とありますよね。
ここではおススメの自己投資方法をお伝えします。
読書をして知識を蓄える
自己投資、といえば、ビジネス本、ハウツー本、自己啓発本を思い浮かべる人は多いと思います。
本というのは比較的分かりやすく、行いやすい自己投資の1つであり、様々な本を読めば知識の幅が広がります。
専門書を読めば、その専門分野が強くなり、他者と差別化を図ることが可能になり、また、経営者のノウハウを安くで得ることもできますよね。
多少お金はかかりますが、読書で早く成長したいと思っている人は、気になる本があったらすべてとりあえず買ってみる、というくらいのスタンスで本を買い漁ってみてもいいと思いますし、読書で他者に勝とうと思うと、それぐらいの気概は必要だと思います。

セミナーに参加して知識を得る
自己投資のためにセミナーに参加することはいいことです。
その分野の知識が学べる、すぐに使えるテクニックが学べる、というのは本と同じですが、やはり一番の良いとこは、実際に成功している本人から生で話を聞けるということです。
モチベーションも上がりますし、臨場感もあり、また、思いもしない人脈が広がったりなど、副産物もありえます。
セミナーでは本では書いていない、実体験が語られることも多く、本では得られないものを手に入れることができる可能性があるのです。
人脈を拡大することで世界を広げる
人脈はビジネスにおいても資産になる場合が多いのですが、人生においても資産になります。
できるビジネスマンは人脈が豊富であり、ほとんどのビジネスは人脈がなければ不利になると言っても過言ではありません。
また、人脈が豊富であれば、定年後でも楽しいですし、定年後でもビジネスをすることが可能になります。
ただ、もしあなたが、自己投資として人脈拡大を行いたいと思っているのであれば、ある程度の出費が必要です。
セミナーに行ったり、交流会に参加したり、コミュニティに参加したりと、何かとお金がかかるからです。

次からは特におススメの自己投資をご紹介しますね。
特におススメの自己投資とは?
では、ここからは特におススメをご紹介していきます。
優れた人のノウハウを買う
他人のノウハウを購入すること、これはかなりおススメです。
買うということで、抵抗がある方もおられるとは思いますが、他者のノウハウを今すぐにでも手に入れられるということは凄いことです。
つまり、他人が何年もかかって築き上げたノウハウを購入することで、自分が築き上げる必要がないということ。
これはスマホゲームの課金制度を例に出すと一番分かりやすいですね。
スマホゲームってお金を払えば最初から強い武器を購入でき、始めたばかりの人でもあっという間に強くなります。
半年ぐらいコツコツ無料で頑張ってきた人たちを一瞬で追い抜いてしまうことが可能なんです。
残酷な現実ですよね。笑
ノウハウの購入もこれと同じことが当てはまります。
お金を払えば1か月で成果を出せるところを、お金をかけずにやろうとすれば2~3年もかかってしまうのです。
しかも、やり方が間違っている可能性もあり、そうなると時間をかけても失敗することになります。
つまり、自己投資でノウハウを買うことは、正しい道へ最短で進むために大幅な時間の短縮ができる、というところに大きな価値があるということです。
資格を取得してライバルに勝つ
資格を取ると自分に変化が起こり世界観が変わります。
私も中小企業診断士を取ってからは会社とは違う世界が見えるようになりました。
理由は、資格を取得するためには、今の自分、環境を変えて勉強時間を確保する必要がなり、合格する頃には、資格を取る前の惰性的な生活をもう繰り返したくなくなるからです。
さらには資格を活かそうと行動が活発的になった結果、仕事とは違う人脈ができ、またその人脈が違う人脈を生み出し今までの自分とは違った世界が見えるようになるのです。
ただし、ここで言う資格は、難関資格でないと意味がありません。
税理士や司法書士、社労士や公認会計士、弁護士等のことであり、中小企業診断士も一応、国家資格で、1年で受かる確率は4%と言われてます。
つまり、簿記2級等のちょっとした難しい資格では、勉強にはなりますが、他者との差別化ができる資格ではないため、違う世界を見ることができません。
残酷なことを言いますが、珍しくもなく、皆が持ってる資格に価値はあまりないんです。
あ、ちなみに私は簿記2級も持ってますよ。
つまり、簿記であれば、1級は取らないと周りからは評価されることはないということです。
ですので、取るなら、難関資格を取って他者と差別化を図りましょう。
自分でビジネスをすることも自己投資である
自分でビジネスを始めることはかなりおススメです。
自分の資産である、
”大切な時間を使って”
”ビジネスのノウハウを得る”
これは立派な自己投資ですよね。
しかも、生で自分でビジネスをすることの厳しさを知るいい機会、経験となります。
もちろん、いきなり独立するのはリスクが高すぎるので、リスクが少ない副業から始めることをおススメします。
ここで成功してから、独立もありですね。
最後に
自己投資は、最初は読書等の小資本でリスクが少ないものから始めるのがいいと思います。
ただ、いつまでも小資本の自己投資ばっかり続けてはいけないと、私は思っております。
小資本で続けているとどこかで頭打ちになってしまうからです。
重要なのは、
自己投資
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実行
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回収
投資額以上の何らかの成果をだすことであり、投資額を回収したら、さらに上を目指して投資をし続けることです。
一部の詐欺商品は別にして、素晴らしいノウハウはやはり高額ですし、資格を取ろうと思えば、それなりの出費が必要となります。
しかし、成功している人は、”例外なく” 自分に投資をしている人です。
それは、お金かもしれませんし、時間かもしれません。
大事な、大事な自分の資産を使える人こそが自分の能力を高めることができるのであり、”自分に投資なくして成功なし” と思うぐらいでもいい、と私は思ってます。
まずは小さいことでもいいので、自己投資をしてみることを強く、おススメします!
➡理想と現実のギャップに苦しんでいるあなたが克服する方法は1つ
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